イラストを描いて、収入を得たい。
絵を描くのが好きな人なら、そう考える人は多いと思います。
でも漫画家や、イラストレーターにはなれそうにない。。
そんな人に僕がおすすめしたいのがyoutube漫画チャンネルのイラストを描く仕事です。
今回は、実際にyoutubeの漫画チャンネルのイラストを書いて副収入を得ている僕が、実際に仕事を貰ってイラストを納品するまでの流れをお伝えします。
この記事はこんな人が対象です。
・フォトショップ、clipstudioなどを使って、ある程度デジタルで絵を描ける人。(データで納品することが多いので、アナログで絵を描くお仕事ではないと思います)
Youtube漫画チャンネルとは
こういった動画です。
大抵、
①シナリオをもらう
②ネームを提出
③製作
④納品
といった流れで仕事を進めます。が、その前にまずはお仕事をどうやって探すかということについて、少し触れておきましょう。
お仕事を探す
お仕事の獲得には、大きく2つの方法があるようです。
1・チャンネルの概要欄にある漫画家募集の概要から応募する。
2・ランサーズや、クラウドワークスといった、ソーシャルワーキングサービスに登録して、案件に応募する。
1も2も、自分の絵をサンプルとして添付し、応募する点は同じです。
僕の場合は2で、お仕事を始めました。
向こうからスカウトが来ることもあるし、こちらから案件を選んで応募もできます。漫画チャンネルは毎日投稿しているところが多いので、一回気に入ってもらえると、次もお仕事がもらえる継続案件が多いです。安定的に仕事があれば嬉しいので、報酬など条件が合えばウィンウィンです。
そしてもう一つ大事なことが。
僕はクラウドワークスを使っているのですが、話がまとまるとチャットワークなど、他のサービスに移って、やりとりさせてもらうことが多いです。
なぜなら、クラウドワークスを通して納品まで完了させると、システム利用料として報酬金額から20%引かれてしまうからです。「チャットワークでやりとりいいですか?」と聞いて、OKをもらった後は、クライアントに報酬の振込先を伝えます。
では早速、仕事の流れを話していきます。
①シナリオをもらう
まず、文章のみのシナリオをもらいます。
クライアントによってはコマ割まで指定しているところもあるようです。僕は大抵、文章だけでもらうことが多いので、そこから、自由にコマ割りします。
②ネームを提出

ネームに決まった形式はありません。
僕はこんな感じで制作してます。右にシナリオ。左にラフ絵。
僕は鉛筆を走らせたほうが早いので、ここまではアナログでやります。テキストもノリで貼ってます。
誰が何をしているかさえわかればいいので、細かくは書き込みません。この時点では人物の顔も適当です。
絵を描いている間は、ストーリーは頭の中から締め出されますので、はじめに、どういう絵を入れる、ということだけざっと決めておきます。
ネームができたらスキャン、データで提出。
③製作
ネームにOKが出たら製作です。僕はクリップスタジオというソフトを使っています。
主に、
・セリフと吹き出しを全ページ入れる。
・線画
・人物の色をつける。
・人物の影とハイライト。背景をつける。
といった流れで進めます。
制作についてはとにかくスピード重視なので、効率的な小技は全てやります。例えばオートアクションという一連の作業を自動化する機能で、「1980✖️1080のページを〇〇枚作る」といった地味にストレスな作業をワンクリックでできるようにしたりして、一分一秒を稼いでいます。
制作について、一番大事にしていることは「とにかく悩まない」ことです。とにかく人間は決断することにストレスを感じますし、絵については「もっとこうした方がいいかな」など、悩み出したらきりがありません。だからベストじゃなくても「これでいい!」と割り切ることも必要です。全てに「いい絵」を入れる必要はありません。背景真っ黒にモノローグだけ。とか、手を抜くコマを作ることも、メリハリをつける上で大事です。
④納品
納品のデータ形式はpngかjpegを指定されることが多いです。
フォトショップやクリップスタジオのなどの制作データも下さいというところもあります。
納品期間については、1週間で前後で1本、仕上げてください。というところが多いです。1ヶ月に、2〜3本お願いしますとか。
この1週間で1本というペースは慣れてない人にとってはきついかもしれません。
特に副業としてやるなら、ギリギリだと思います。
僕は絵を描くことが専業なので、1案件に対して、2、3日で完了させますが、それは長くかければかけるほど自分の時給単価が減っていくからです。
そして、これは全てのフリーランスのお仕事について言えることだと思いますが、納品は、早いほど喜ばれます。
報酬について
報酬はページ数にもよりますが、20ページで2万円ぐらいが相場ではないでしょうか。1ページあたり1,000円。
1ヶ月に4本上げれば8万円。
案件によっては非常識なぐらい金額の低い案件も多いです。初めのうちは実績をつけるため、そういった案件を受けるのもありだと思いますが、継続案件をもらうようになれば、値段交渉するのも手です。僕は値段交渉します。もちろん、早い納品など、自分を雇うメリットと実力を示した上で、丁寧に提案します。
嫌な気持ちで仕事するよりは、「この金額で無理なら辞めよう」という気持ちで、交渉した方がいいです。向こうも企業として仕事しているので、値段に関してはもともとシビアに提案しているはずです。なので、理解あるところは相談に乗ってくれます。
まとめ
いかがでしたか。
報酬について、やや強く触れましたが、実は案件を探すときは、報酬金額より何より、文章や対応が丁寧なところを選んだ方が絶対にいいです。
そういうクライアントは絵描きに対して、リスペクトがあるので、仕事が始まってからも、気持ちの良いスムーズなやりとりができます。
絵を描くのが大好きで副業を探している方、ぜひ挑戦してみてください!
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