
描くのが遅くて仕事が終わらない

いつも納期ギリギリ
絵の仕事をする上で、スピードが大事なのはわかっているけど、具体的にどうすればいいのかわからない。。。
今回はそういった方のために、描くスピードを上げる具体的な方法を3つ、ご紹介します。
偉そうに語っておりますが、これは自分に常に言い聞かせている事でもあります。
参考にしていただければ幸いです。それでは早速参りましょう。
*広告マンガを書くのに、ツール選びで失敗した。。ということのないよう、とりあえずこれを選んでおけば問題ないという「Clipstudio」なるソフトがおありますので、リンク貼っておきます↓

クオリティを上げない


上げなくていいの??
早速頭にハテナが点灯した方も少なからずいるのではないでしょうか。
これだけだと説明が足りないので、もう少し言葉を付け足すと
「最低限の作業をして、クオリティ上げの作業を捨てる」
です。

最低限の作業って
これで納品して大丈夫、いう最低ラインの作業です。そう言った基準を自分の中でもっておくことが必要です。
僕の中では「全コマに背景があって、人物に影とハイライトがついている」というラインだと思っています。
Clipstudioを使った影と光の付け方に関してはこちらの記事をお読みください↓


かつて一度「今日中でお願い」と言われた広告の仕事があります。
普通は早くても4日〜1週間、制作会社に頼めば1ヶ月かかるお仕事です。
なかなかないとは思いますが、
その時は「最低限」これをやればいい、ということだけを押さえて作業して1日で納品しました。

その仕事は、納期が1日遅れると多額の損失が出る、という時間と勝負の仕事で、スピードが命でした。
そういう時に、クオリティにこだわっていると終わりません。
絵描きの皆さんであれば当然、絵にこだわると、どこまでも追求できてしまいます。
ですがそれで納期を守れなければ問題です。
「6割の時点で納品しろ」と言う人もいます。
(もちろん自分のテイストを売るイラストの仕事であれば、時間を贅沢にかけて納得のいくものを仕上げれば良いのかもしれませんが。。🤔仕事によりけりです)
時間を決める

終了時間を決めると、作業に集中できる。
とはよく言われることですが、
「夕方までに終わればいいかな〜☺️」
と言った見積もりでは甘いです。
人間は見積もった作業時間の1・5倍かかると言いますし。
必要なのは具体的な数字です。

「18時までに終わらせるには、15時にここまで終わってないといけない。そのためには午前中までにここまで終わってないといけない。と言うことはあと1時間でこれをやらなくちゃいけない」
と言ったぐらいに、具体的に時間配分を決めましょう。
そうすれば今、やることが非常に鮮明に見えてきて、終了時刻までのペースも把握できます。
とりあえずOKにする

受験の際、こんな風に教えられませんでしたか?
「わからない問題があれば、ひとまず飛ばして次の問題に取り掛かりましょう」
これと全く同じ考えです。
足踏みしたままだと、解けたかもしれない問題を逃してしまいます。

「この構図これでいい?」
「髪の毛この色で塗ったけど合ってる?」
そう言った悩みは必ず出てきます。
悩みが発生したら、「これじゃダメだ」と思った案でも、とりあえずそれで決めましょう。
そして一旦、それでOKにして先に進みます。
最後まで進んだ後で振り返って見ると「悪くないかも」と思える事はよくあります。見直した時点で気に入らなければ、また悩みましょう。
また、修正も極力省きます。
「ここなんか直したいなぁ。。」
と思っても直しません。(もちろん正式な修正依頼があれば、直しますが。。)
まとめ

面白い実験を聞いたことがあります。
陶芸の初心者を集めて、それぞれ
「作品の量で評価する」
「質で評価する」
と伝えた2つのグループに分けます。
すると、質で評価したグループの作品の質は低く、量で評価したグループの作品の方がクオリティが高かった。と言うものです。
初心者のうちは量をこなすことが必要、と言う教えですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は以上になります!
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