
描くのが遅くて仕事が終わらない

いつも納期ギリギリ
絵の仕事をする上で、スピードが大事なのはわかっているけど、具体的にどうすればいいのかわからない。。。
今回は描くスピードを上げる具体的な方法を3つ、ご紹介します。
*広告マンガを書くのに、ツール選びで失敗した。。ということのないよう、とりあえずこれを選んでおけば問題ないという「Clipstudio」なるソフトがおありますので、リンク貼っておきます↓

クオリティを上げすぎない
もう少し言葉を付け足すと「最低限の作業をして、クオリティ上げの作業を捨てる」です。

最低限の作業って
これで納品して大丈夫、いう最低ラインの作業です。そう言った基準を自分の中でもっておくことが必要です。僕の中では「全コマに背景があって、人物に影とハイライトがついている」というラインだと思っています。
Clipstudioを使った影と光の付け方に関してはこちら↓


絵描きの皆さんであれば当然、絵にこだわると、どこまでも追求できてしまいます。
ですがそれで納期を守れなければ問題です。クオリティにこだわっていると終わりません。
かつてデザインの先輩にも言われた「6割の時点で納品しろ」と言う言葉が僕の中で強烈に残っています。クオリティ<スピードは仕事において鉄則なのだと思います。(もちろん自分のテイストを売るイラストの仕事であれば、時間を贅沢にかけて納得のいくものを仕上げれば良いのかもしれませんが)
時間を決める
終了時間を決めると、作業に集中できる。とはよく言われることですが、「夕方までに終わればいいかな〜」と言った見積もりでは甘いです。必要なのは数字です。
「18時までに終わらせるには、15時にここまで終わってないといけない。そのためには午前中までにここまで終わってないといけない。と言うことはあと1時間でこれをやらなくちゃいけない」
と言ったぐらいに、具体的に時間配分を決める。そうすれば今、やることが非常に鮮明に見えてきて、終了時刻までのペースも把握できます。
とりあえずOKにする
「わからない問題があれば、ひとまず飛ばして次の問題に取り掛かる」
足踏みしたままだと解けたかもしれない問題を逃してしまいます。
「この構図これでいい?」
「髪の毛この色で塗ったけど合ってる?」
そう言った悩みは必ず出てきます。悩みが発生したら、「これじゃダメだ」と思った案でも、とりあえずそれで決めましょう。そして一旦それでOKにして先に進む。
最後まで進んだ後で振り返って見ると「悪くないかも」と思える事はよくあります。見直した時点で気に入らなければ、また悩みましょう。
また、修正も極力省きます。
「ここなんか直したいなぁ。。」
と思っても直しません。(もちろん正式な修正依頼があれば、直しますが)
まとめ
面白い実験があります。
陶芸の初心者を集めて、2グループに分ける。
それぞれに
「作品の量で評価する」
「質で評価する」
と伝えます。すると、量で評価したグループの作品の方が、質で評価したグループよりクオリティが高い物ができた。と言うものです。量をこなすことの必要性を語ったエピソードです。
今回は以上になります!
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