
今やっている仕事の金額が低くて、作業の割りに合わない

時給に直したら、300円だった・・・

でも値段交渉って怖い
値段交渉。
って勇気が入りますよね。
特に絵描きにとっては、絵の値段なんてあってないようなものなので、とても難しい問題だと思います。

でもずっと「割りに合わないなぁ」と思ったまま仕事を受け続けると、ストレスを溜め込んで、結果仕事に向かうやる気も起きなくなってしまいます。
実は、僕はバンバン値段交渉します。
値段交渉の末、単価を2万円上げて貰ったこともあります。
もちろんうまくいかない時もあります。
そんな僕が値段交渉の際に、気をつけていることをご紹介します。
・値段交渉するだけのクオリティを示している

そもそもの話なのですが、値段交渉する前に、キチッと仕事を納品できているかといったことが求められます。
物凄いハイクオリティの作品、というわけではなくとも、
・納期を守る(できればそれより早く上げる)
・一定のクオリティをたもち続けている。
といったことが必要と思います。
相手の仕事にとって必要不可欠とまではいかずとも、重要な存在になっていると、交渉がしやすいです。
・数字で説明する

この制作に、〇〇日かけています。
そうすると日給は〇〇円、時給は〇〇円です。
なので、今いただいているこの金額では、制作が難しいのです。
というように数字で説明すると、説得力が生まれます。
相手も「あーそれなら値上げしないと割りに合わないよね・・」と納得してくれやすくなります。
・相手の気持ちを先回りして語る

報酬を上げることは、相手にとってはデメリットです。
名著「7つの習慣」の交渉の仕方について書かれた部分に、
相手の立場を全部理解し、口に出して説明した上で、こちらの要求を示すと
「こちらの立場と気持ちをわかって貰えている!」
と感じて貰い、交渉がスムーズに運ぶというくだりがあります。

これを利用して、相手の気持ちを先に語ってしまいましょう。
例えば
「もちろん快く思われないと思いますが」
「もちろん、〇〇様のご予算と、納期、都合がおありだと思いますので、こちらじゃなくとも、ベストな選択をしていただければ」
「こちらの要望ばかり並べてしまい申し訳ございません。御賢察いただければ幸いです」
と、相手の立場にも立って考えているよ、ということを示す文章があれば、ただのわがままだとは捉えられないでしょう。

その上でさらに
相手のメリットとなる部分を語れれば良いと思います。
・個人ではなく、制作会社に頼めばもっと高くなる
・長くお付き合いできることを考えている
とかですかね。
まとめ

そもそも業界によっては、ギリギリの金額で仕事を頼んでいるところもあると思うので、
値段交渉が難しいケースもあります。
そう言った、ダメだった場合のメンタルを保つために、交渉する際、
「値段が上がらないのだったら、断る」
という気持ちを前もって持っていることが必要かと思います。

背水の陣ってやつか・・
「この金額では自分はもうできない」
と決めているのだから、ダメだった時点で取引終了だし、何より本当にそれなら他の仕事を探した方が良いと思います。
潤っている業界というのはあるので、そういうところはもっと高い金額を提示してくれます。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。
これを読んでくださった皆様の単価が上がりますように。
それでは!
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